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高校生から学んだこと

2017年5月9日  投稿者:Simonton Japan


 
こんにちは。
認定トレーナーの佐々木弘です。
ここ静岡の事務局からは、今朝も富士山がきれいに見えています。
 
全国的にお天気に恵まれたゴールデンウィークでしたね。
今年は数年ぶりにしっかりと休んでのんびりと過ごすことができました。
 
GW前半は、医療・心理職者のためのマインドフルネス研修会に参加。
ティク・ナット・ハン禅師に学び、実際に臨床の現場でマインドフルに
患者さんや医療者を指導されている医師、臨床心理学者、僧侶ら
4名の専門家の講義は、その理論や科学的背景のみならず、
日常の臨床で、また、医療者自身のセルフケアにおいて
それぞれの講師の実体験に基づく示唆に富んだ内容でした。
日々をマインドフルに過ごし、実践することの大切さを改めて認識する貴重な時間でした。
 
GW後半は、高校3年になった息子の高校最後の大会となる、
高校総体(インターハイ)のサッカー地区予選を応援に。
 
冒頭の文は、そのグラウンドであるチームのキャプテンが
チームメイトにかけた言葉です。
 
地域の強豪校であるそのチームは格下の相手に試合開始早々に先制され、
その後、圧倒的に攻めながらもなかなか得点できない予想外の展開に、
明らかに浮足立っていました。
 
しかし、
「自分たちの意図を思い出そう!」
「自分が何をしているのか、
 どのような意図を持ってプレイして
 いるのかにフォーカスしよう!」
 
この一言で、チームが息を吹き返します。
集中力が戻り、ボールと選手がスムーズに動き始め、程なく得点して同点に。
その後も全く危なげない試合運びで最終的に4点差がつく圧倒的な勝利を
収めることができたのです。
 
★自覚しておこなうことマインドフルネスは
いま、この瞬間に気づき目覚めているエネルギー。
どこか特別な場所で行わなければならないものではなく、
日常のなかで当たり前に行っていることを通して行います。
歩く、坐る、働く、食べる、話す。。。
ただし、違うのは、それらをしっかりと自覚しておこなうことであると
ティク・ナット・ハン禅師は説いています。
 
さきほどのキャプテンの言葉はまさにマインドルフネスの実践を
チームメイトに気づかせる言葉だったのです。
 
マインドフルにサッカーをする
 
サッカーをしていることに気づく
自分が意図していることに気づく
自分がいま何をしているかに気づく
 
選手たちが思考を止めて、
マインドフルネスを実践したことでチームに落ち着きがもたらされます。
そして、いつもどおりのパフォーマンスを発揮することができたのでしょう。
 
スポーツ界にもマインドフルネスを実践しているアスリートが多く存在します。
 
男子テニスシングルスで世界ランキング第2位のノバク・ジョコビッチ選手は、
世界一に上り詰める上で痛みや負の感情と向き合う
マインドフルネス瞑想の効果を認め、こう言っています。
 
「かつての私は、フェデラーやアンディ・マレーとは決して
 同格ではないことをよくわかっていた。
 今でも、サーブを失敗したりバックハンドをしくじったときに、
 自己疑念にかられることはあるが、一方で対処法もわかっている。
 ネガティブな考えが浮かぶことをそのまま認めて、そのままやり過ごし、
 今の瞬間に集中するのだ。
 マインドフルネスが、痛みや負の感情と向き合うのにとても役立っている。
 このおかげで私は本当に大切なものに集中できている。
 そして脳内でそんなネガティブな声の音量を下げることができている」
 
米国プロバスケットボール(NBA)の
「メディテーション・コーチ」と呼ばれるジョージ・マムフォード。
彼は、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、
シャキール・オニールなど、そうそうたるアスリートたちの
メンタルトレーナーを歴任してきました。
 
マムフォードは、著書の中で、次のように述べています。
「選手たちには、結果やどのようにやっているか
  ”How am I doing?” にフォーカスするのでなく、
 自身の身体のコンディションやその瞬間の思考、
 そして、いま何をしているか
  ”What am I doing?” にフォーカスするよう指導します」
 
また、マムフォードは、
「今という瞬間に存在し、そのときしていることと
 一体になれば最高のプレーができる。
 簡単に実現することではないが、
 よりマインドフルになればその頻度が上がる」
とも述べています。
 
いつもとは違う状況の中で、うまくいかないことへの
焦りや不安、いらだちからサッカーの試合をしていながらも
サッカーをしていなかった選手たちがキャプテンの一言で我に帰り、
いまこの瞬間に気づき、自覚する。
ひとつひとつのプレーをていねいに、マインドフルに
おこなうことができたことで良い結果が得られたのでしょう。
 
マインドフルネスというと、
とかく非日常のような捉え方をされることがありますが、
全くそのようなものではなく、サイモントン療法同様、
日常的に活用できる使い勝手の良い道具であることを
高校生たちから学んだGWの素晴らしい体験でした。
 
─────────────────★
◆執筆者プロフィール◆
佐々木 弘(ささきひろし)
サイモントン療法認定トレーナー
NPO法人サイモントン療法協会理事長
のぞみ鍼灸こころセラピー代表

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趣味はダイビング。
夢は世界中の海を潜ること。

毎朝のエネルギー補給は、
自宅で雄大な富士山を眺めながら、
しばし呼吸を楽しむこと。
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