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思い込みの力

2017年6月30日  投稿者:Simonton Japan


こんにちは
認定スーパバイザーの式部桂子です。
 
このメルマガが配信される頃には、サイモントン療法協会主催の
伊豆でのベーシックプログラムに参加しています。
 
小鳥のさえずりで目が覚め、
毎日を気分よく過ごしているように思います。
 
この間、宝くじの話を友人としていました。
思いもよらない、そこそこの金額の当選!!
やったぁ~と思った瞬間、周りの人が気になり始めたと。
誰かが横取りに来ないか?後ろから襲われるのではないか?
 
不思議なものですね。
それまでは、周りの人のことなんて、全く視野になく、気にならなかったのに。
一度、気になり始めたら、家までの道中、気が気がではなく、落ち着かず、
不安な気持ちだったそうです。
 
思い込みの力は、凄いですね。
心持ちも変わってくるし、見え方も変わってくる。
この思い込みが良い形で、「信頼」になると大きな力になります。
時に「大丈夫」という形にも・・・。
 
私が看護師として働いていたときのエピソードです。
院内で患者さんを移送することになり、
私が頭側を、別のスタッフが足元側を担当して、ストレッチャーを押していました。
 
平坦な廊下では、基本的に進行方向に向かって足下側が前、頭側を後ろ。
患者さんに進行方向が見えるように動かします。
 
廊下には注意しなければならない場所がたくさんあります。
角を曲がるとき、エレベーターに乗るとき、
エレベーターから降りるとき、小児科病棟の近くや中を通るとき等々です。
 
そこは意識をしていましたが、私たちの前を歩いていた方が突然うずくまったのです。
当然、私たちはストレッチャーを止めようとします。
前を担当する足下側のスタッフは、腰でストレッチャーを支えます。
後ろを担当する頭側の私は、患者さんが急に止まった勢いで
ストレッチャーから落ちないように注意するため、
ストレッチャーに体を寄せて、尚且つ足を踏ん張って、止めようとします。
 
ストレッチャーを押している間に、結構勢いがついているので
急に止める時にはかなりの力がいります。
 
さて・・・しゃがみこんだその方にぶつかることなく、
ストレッチャーを踏ん張ってとめられたものの、
なんと、ストレッチャーの車輪が私の踏ん張った足の上を、
しかも小指からくるぶしの方向へ乗り上げたのです。
 
“痛い”を通りこして、何が起こったのか?
目の前を、☆星☆が飛んでいる状態でした。
けれど、患者さんの検査時間は迫っているので、ストレッチャー移送は続行です。
 
もう、痛みか?なにか? わからないままに検査場へ到着。
帰りはストレッチャーも引き上げます。
それは、恩恵だったのですね。
ストレッチャーに片足を委ねるようにできたので、
ひかれた足への体重負荷が軽減できたのです。
 
その日は、とりあえず、なんとか仕事をこなしました。
帰る頃には、小指の周囲から中指あたりまで腫れ上がり、
なんだか熱っぽくなっていき、皮膚色も小豆色のように、
時間とともに変色度合いが増してきます。
 
今だからお伝えできますが、病棟にあった湿布を拝借して、
貼って冷やしていたように思います。
それから数週間、湿布や氷やらで、冷やし続け・・、体重をかけると痛みが響き・・
松葉杖が欲しいくらいでした。
 
けれど、整形を受診することなく、独自の治療法で乗り切りました。
独自と言っても、安静と冷却ですけれど(笑)
安静とはいいつつ、仕事は通常通りです。
 
ただ、これでいい・・・と思ったのです。
なぜそう思ったのか?わかりません。
ただ・・そう思った、思い込んだようでした。
 
受診すればこの痛みから解放されるかも?
ギプスして貰ったり、松葉杖を貸して貰えるかも?
もっと、楽になるのではないか?
一切・・思わなかったですね。
不思議と。
 
やっと、治りかけたなぁ~と思った頃、
夜勤中に放射線介助でその話になって、
放射線技師の方が、それ、骨折してるのでは?と一言。

言われたとたん、急に今更ですが、気になりはじめ、
整形を受診して、レントゲンを撮影したら、
やっぱり、剥離骨折をしていました。
 
これも不思議ですよね・・
言われたとたんに受診する。
それまでは、何度も整形外来の前を通り、
何度も骨折の患者さんが運ばれて来ていても、
全く、自分の事ではないような気がしていました。
 
何がそうさせたのか?
私の場合は、《気になる=今後への対処》でした。
今、ここまでは、大丈夫だけど、これからは ? ですね。
この話が出たのなら、いいタイミングなんだと思えました。
 
とんでしまった(剥離した)骨片は、なんとなく?これか?というもの(影?)
が残存しているだけでした。
このまま特にすることはないが、もし、希望するなら今からでも簡単な固定はできるよと。
 
まぁ、よくこの状況で、松葉杖もせず、固定もせずに、
通常の生活や仕事をしてましたねぇ~と言われました。
痛みが強かったでしょ?
薬は飲まなかったの?凄いねぇ~とも。
不思議なもので、そう言われたら、なんだか痛みが起こってきたように感じました。(笑)
 
今思うと、通常10分で歩くところを、30分以上かかったり、
寝るときに布団を足に掛けると、
布団の重さで痛みが生じたり、
いろいろなことが起こってました。
そうやって、いろいろなところで、
ちゃんと教えてくれていたのですね。
これで大丈夫なの?
受診しなくて大丈夫?と。
 
でも、私の中の答えは、いいの、これで・・大丈夫だと。
 
このころはまだ、サイモントン療法は知りませんでしたが、
私は、自分の体の力というものを、無意識に信頼していたのでしょうね。
 
あれから15年以上が過ぎていますが、
今でも、冷えたり、不用意な力かかると、ジンジンとかズキッと痛みます。
 
でも、その度に思うことは、こんなことがあったなぁ~と、
よく頑張ったものだ。しゃがんだ人にぶつからなくて良かった
乗っていた患者さんが落ちなくて良かったと思い出して、良き思い出話しにしております。
 
今の私は、あのとき、考え直して、さっさと受診しておけば良かった、
そうすれば、今の痛みはなかったのではないか?
看護師なのに、馬鹿だったなぁ~
というような思いは、一切ありません。
 
そこは、自分が大丈夫と、そして信じたことだから。
 
自分のことを知っているのは、自分なのですよね。
自分の中には、自分のことを知っている医者がいると、
言われるくらいです。
 
自分の中からわき上がることを信頼して、決めて、行動した時には、
不思議と後悔等の気持ちは起こりません。
 
皆さんも、何かをする時、しようとする時、
周りに流されようとしている時・・・
いろいろな時に、是非、自分に聴いてみてあげてください。
 
自分の中のいろいろなものを信頼していれば、
きっと、教えてくれたり、方向性が見えたり
良い形へ誘ってくれると思います。
 
では・・また。

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プロフィール

〇サイモントン認定スーパバイザー
〇看護師
〇認定心理士

好きなこと  DVD鑑賞(洋画)
好きな言葉  自分であってよい
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