当サイトはサイモントン療法認定セラピストによる『サイモントン療法+α』の情報発信サイトです

ブログ Blog

怒りのお世話をする

2017年3月23日  投稿者:Simonton Japan


 
こんにちは。
サイモントン療法認定トレーナーの川畑のぶこです。
 
勤務先の病院で月に1度の瞑想会を行っています。
 
患者さんや職員がメイン参加者のマインドフルネス瞑想会ですが、
初回の9月は30名ほどでスタートしましたが、
先日はついに定員の100名を大幅に超えて136名での開催となりました。
 
ナースさんたちが、パイプ椅子を次から次へと
会場のチャペルの通路へ並べてくれて、
なんとか皆さんが無事座りながらご参加できました。
 
3月で一旦終了予定だったこの会は、
継続のご要望の声が病院にたくさん届いたようで、
また4月から1年間継続されることが決定しました。
 
キリスト教系の病院ということもあり、
仏教系のマインドフルネス瞑想が
こんなにも受け入れられるとは、開催当時は想像できませんでした。
ご参加者の変化を見ながら、瞑想の効果をまざまざと感じ、
ニーズを実感する今日この頃です。
 
さて、本来3月で終了と思っていたので、
一区切りのテーマは何にしようかな、と考えた結果、
少々アドバンス&ヘビーなテーマで、「怒り」としてみました。
 
もしかしたら、皆さんこのテーマに食いつかれたのかもしれません。
怒りは私たちのエネルギーを無駄に消耗しますし、
日々の質をぐんと低下させてしまいますからね。
 
怒りがあるとき、私たちの頭の中には
「かくあるべき」とか
「かくあらねば」という言葉が
渦巻いていることが多いのではないでしょうか。
 
その「正しい」基準を満たしていない対象に出くわすと、
相手が自分を害したと思って、頭に来てしまうのですね。
 
そう、頭にエネルギー(血や・気など)がのぼってしまうのです。
そして、相手を罰しようとしてしまう。
 
自分が嫌な気持ちになったのだから、
相手も嫌な気持ちになれば、こちらの気分が晴れるだろうと。
 
でも、そのことで相手も頭にくるので、
さらに頭に来させたその人を罰しようとイタチごっこに陥ってしまいます。
この頭にきたもの、どうお世話したら良いのでしょうか。
 
ティクナットハン禅師は、
相手を罰しようと追いかけて、どこかに行っていた心を、
ひたすら今・ここ・自分に戻すことが大事と説きます。
 
そのために、呼吸に気づく瞑想や、歩く瞑想が効果的ですと。
 
息=「自」の「心」に戻るのですね。
 
特に歩く瞑想は、頭に上っていたエネルギーが、
一気に足元に行き届き、
頭がスッキリするのを、私自身、日々感じています。
 
同時に、相手を裁いて罰するのではなく、
思いやりから理解する姿勢が大事と説きます。
 
表面的なもので物事を判断するのではなく、
その根っこに注意を向ける、深い観察力が必要となるのですね。
 
相手が自分を害したと思ったなら、
相手は自分の理想通りではないけれど、
残念だけどそのような対応しかできなかった経緯があるんだなぁ、
などと理解できるかもしれません。
 
たとえば過去に上手な対処法を親から(親は祖父母から)
学んでこなれなかったかもしれません。
同時に、自分も不器用にしかそのような状況に
対処できない経緯があることを見つめることができたら、
さらに思いやりある理解は深まるのではないでしょうか。
 
そんな2者がブレンドされて、
こんなふうになっちゃったんだなぁと。
 
否定するのではなく、
優しいまなざしで、そんな不器用な相手と自分を
包み込むことができたなら、怒りは鎮まるのでしょう。
 
ハン禅師は、
怒りは泣き叫ぶ赤ん坊のようなものと表現します。
赤ん坊が真っ赤っかになって叫んでいる時に、
それをやめろと言ってもおさまるわけはありません。
そのような時は、母親の腕に抱き、
あやすことが大切になります。
 
怒りも、それを排除しようとか否定したりしようとせず、
「そうかそうか」
と暖かい眼差しで包み込んでしまうのが良い。
これは、かなりアドバンスで、
日々自分(呼吸)に帰る実践ができていないと
難しいかもしれませんが、とてもパワフルです。
 
優しさは弱さではなく、強さなのですね。
確かに、我が子(5歳も)幼稚園に行く前と
帰ってきた時はすこぶる機嫌が悪く、
私もついつい
「また始まったー!」
「何なの?何が問題なの?」
「どうしたいの!」
などと問題を探したり
指摘したりして状況を収めようとしてしまいがちですが、
解決策はいつも、何の脈絡もない、
「じゃあ、むぎゅーしよっか?」
です。
まさに、ぶつ切り介入です。
すると、真っ赤っかになって泣きわめいていた息子が
一瞬で素直になり、両手を広げてきます。
 
悔しいですが、今のところ、例外なく効きます。
ケチケチ出し渋っている思いやりや愛情を、
もっと気前よく出せるよう、私も日々精進です。
 
イライラ、ガミガミしたらまず呼吸に戻る。
そして、怒りを優しい眼差しで包み込む。
ぜひ怒りのお世話にお役立てください。
 
★ティクナットハン禅師に学ぶ
 マインドフルネス研修会@聖路加国際大学
 
 メルマガ読者限定割引
 (2,000円引き)にてご案内中です。

 詳しくはこちら >> mindfulnesss2017.peatix.com
*メルマガ読者割引はご購入の際は、
 割引コード:MS2D を入れてください。

─────────────────★
◆執筆者プロフィール◆

 川畑のぶこ(かわばたのぶこ)
(サイモントン療法
 認定トレーナー/トレーニングディレクター)

 家族と沖永良部島の海をこよなく愛す
 サイコセラピスト

 座右の銘:Breathe & Smile ♪
★─────────────────

当協会メールマガジン(無料)掲載の記事をご紹介させていただきました。
読者の方向けの特典や先行のご案内などもさせていただいております。
これまでに配信いたしましたバックナンバーもご覧いただけます。
よろしければ、下記の協会ホームページよりご登録くださいませ。

ホーム

特 集

  • 2018.6.11

    サイモントン療法 ベーシックプ...

    ベーシックプログラムはサイモントン博士が最も効果的と考案した基本プログラムで、
    サイモントン療法の...

  • 2018.4.25

    サイモントン療法 インターンプ...

    サイモントン療法を深く学びたい方やセラピストを目指す方向けのプログラムで、
    月に一度の週末(土日)...

  • 2018.4.22

    患者会

    患者会は、がん患者さんと、そのご家族など、患者さんをサポートする立場の方々のための交流の場です。同じ...

イベント情報

お知らせ