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えりちゃんの宿題

2017年6月22日  投稿者:Simonton Japan


 
こんにちは。
認定スーパバイザーの土橋美子です。
 
私には目に入れても痛くないほどかわいい姪っ子と甥っ子がいます。
8歳と5歳です。
「これがほしい」と言われればなんでも買い与えてしまう、
親ばかならぬ伯母バカです。
 
ある日、家に帰ると、姪っ子えりちゃんが
学校からの算数の宿題に取り組んでいました。
二桁の足し算の復習でした。
宿題の三問目に
 
「二桁の数字を足して68になるように足し算を5つ作りなさい」
 
という設問がありました。
えりちゃんは何の躊躇もなく
「23+45 55+13 42+16 35+33 48+20」
と書き上げ宿題を終えていました。
 
なぜ・・???
私の心のさわさわが止まらなくなってしまいました。
私には先生の宿題の意図がわかりませんし、疑問も持たず、
えりちゃんが数多くの選択肢の中からこの5つの数式を書いたのか????
 
「本当にこれでいいの?正しいの?」
と、えりちゃんに問いただしました。
えりちゃんは「今日は簡単だった」
と言い残し、どこかに遊びに行ってしまいました。
私は、ただ茫然とえりちゃんの姿を見送りました。
 
なぜ、小学校2年生の算数の宿題に
私の胸がざわついたのでしょうか?
 
一つの正しい答えを出すことに慣れた私にとって、
えりちゃんの宿題は難問以外の何物でもなかったのです。
答えの選択肢が数多い中で5つを選び出すことにとても
不安感があることに気が付きました。
だから、胸がざわついたのです。
落ち着かないのです(笑)。
 
「先生の出題の意図は?」
「数多い選択肢の中で
 何を書けば先生は満足してくれるのだろう?」
「正しい答えはなんだろう?」
様々なことを考えて答えを出せずにいた自分に気がつきました。
 
まさに、今までの自分の思考パターンと経験が
答えを出すことにストップをかけていました。
5つ出した答えにも自信がありませんでした。
それは自分が選択した結果に自信がない自己肯定感の低さの
あらわれでしょうか?
 
翌日、えりちゃんは宿題が満点だったと喜んで帰ってきました。
それを見てとても安心しました。これでよかったんだと。
 
その出来事で思い出されたのが
カール・サイモントン先生の言葉です。
「叡智からの答えはゆるぎない」
 
えりちゃんは迷うことなく5つの答えを書き出しました。
一点の迷いなくです。
大事な選択を迫られたとき、選択肢が多く迷うときにこそ、
えりちゃんの姿勢が大切であると心から思いました。
 
それは直感、信頼感、自分への自信、
自己肯定感かもしれません。
叡智からの答えはあるのにそれを曇らせて不安になってしまうのは、
自分自身の思考でした。
 
カール・サイモントン先生は
こうも教えてくれています。
『シンプルに生きなさい。物事は案外シンプルです。
 複雑にして混乱せず、シンプルに生きましょう』
 
自分自身と信頼、
内なる叡智とのかかわり方を深く学んだ
「えりちゃんの宿題」でした。

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◆執筆者プロフィール◆
土橋 美子(つちはし はるこ)つっちー
サイモントン療法認定スーパバイザー
日本内科学会認定総合内科専門医

☆好きなもの・こと☆
 ワンちゃん(日本スピッツを飼っています。)と戯れること
海、空、星空、笑顔

☆好きな言葉☆
Everything is OK
雲外蒼天 
Calm and Carry on
自由自在

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